男らしさを求めて

男らしさという誇張された理想は、要求とか絶え間ない刺激とか永遠の不安を意味しており、そこから生じてくるものは、虚栄を張り、自分だけを富ませ、特権的な地位を求めるという要求にほかならない。そういうものは、人間の共同生活の自然的な諸条件に反しているのである。われわれには、自由と同権を求めるという女性解放運動のこれまでの線に反対する理由など何もない。われわれはむしろ、この運動を力強く支持しなければならない。なぜなら人類の幸福と生きる喜びは、結局のところ、女性たちが自分たちの役割と和解できるような諸条件が作り出されることに依存しているのであるし、また男性が女性との関係という問題をどのように解決することができるかに、懸かっているからである。

『人間知の心理学』
A・アドラー著
春秋社

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