統一体の運動態を法則化した七如是
トインビー:つまり、”十如是”の最初の三つは、さきほどの論題であった”空・仮・中”の”三諦”に該当するもので、生命力の実体を統一体として説明している、ということですね。
池田:そうです。要するに、”相・性・体”の三つは、相互に関連し合いつつ、一つの統一体をなしているのです。さらに、そのような統一体の運動態を法則化したものが、残りの七つの”如是”なのです。
まず、”力”とは、生命自体に内在する力です。この生命内奥の力が発動し、外界に働きかけるとき”作”という作用、具体的な働きかけが生じるのです。次に、”因・果”とは、物理・化学的な因果律ではなく、生命の奥底に内在する因果です。それは、空間的・時間的にとらえられるものでもありません。博士(アーノルド・トインビー)が説明された”カルマのバランス・シート”の底流に一貫して流れている因果なども、広い意味では、この仏法の因果に含まれるように思います。
541p
『池田大作全集』第3巻
二十一世紀への対話
アーノルド・トインビー
池田大作
聖教新聞社
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