調和と包括性

 道教、儒教、仏教の三思想はいずれも、調和と包括性を重んじ、万物は互いに影響しあうと考えていた。こうした見解のゆえに、中国哲学においては個人の権利という概念が欠落していた。それどころか、(とくに仏教の影響力が増してからは)個人の精神というものさえ認められないことがあった。十二世紀の新儒教には次のようなくだりがある。「宇宙はわが心であり、…
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”物知り”の頭の中

サド―ヴ二チィ:大学教育が学生に与えようとする百科事典的に裾野の広い教養というのは、リベラル・アーツであるべきであります。つまり、一つの学問分野を学ぶとき、つねに関連する学問を視野に収めつつ、諸学問との関係、位置づけを問いながら、学問の全体像を把握させる教授法です。 池田:重要なアドバイスです。近代日本の卓越した学者であり教育者であっ…
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