創造性、多様性

 教育という面でいえば、第二次世界大戦後の日本の教育で支配的であった価値観は、大まかにいえば、一流大学を出て、一流企業や一流官庁に就職することを第一義とし、それに準じて、その最高価値を有するブランドを獲得するための手段として幼児教育や初等・中等教育も位置づけられてきました。学校も家庭も社会も、あげてその一点にエネルギーを集中し、成果を求…
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読書が持つ能動性、人間力

池田:私も、二〇〇〇年に世に問うた「教育提言」で、情報化の洪水から身を守るための最大の武器として、良書や名作に親しむことを、強く推奨しました。  読書のもつ能動性、それを持続させる忍耐力、他者の喜びや悲しみへの共感性を育む想像力等、いずれも、あふれかえる情報に囲まれて受け身になりがちな人間が、身につけるべき”人間力”です。  情報化…
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センス・オブ・ワンダー

池田:環境問題を扱った普及の名著『沈黙の春』の著者レイチェル・カーソンは、彼女の最後のメッセージともいうべき『センス・オブ・ワンダー』で、こういっています。  「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべ…
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利用する情報量を最低限に抑える

サド―ヴ二チィ:情報化社会では、大量の情報がつねに洪水のように流れています。私たちは、その洪水と、人間であるために必要な「基礎知識」とを区別できることが大変に重要です。  「基礎知識」とは、換言すれば精神世界と物質世界の両面を人間が正しく認識するために必要なものといってもよいでしょう。それは決して特別なむずかしい学問的理論である必要は…
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自分の分際や能力に見合っていること

池田:仏教では、対象を認識する拠りどころとして「六根」を説いています。すなわち、①眼根(視覚器官と視覚能力)、②耳根(聴覚器官と聴覚能力)、③鼻根(臭覚器官と臭覚能力)、④舌根(味覚器官と味覚能力)、⑤身根(触覚器官と触覚能力)、⑥意根(思惟器官と思惟能力(の六つです。  それらをとぎすまし、総動員しなければ、対象を正しく認識すること…
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