「才能」人間の判断能力

P1010066.JPG
「才能検査の採用に反対する理由」
 子どもたちの思考能力および判断能力は一様に発達するものではなく、才能検査の結果が悪いような子供たちでも、数年後には才能が突然によく伸びることがある。
 大都市の子供たち、あるいは生活範囲が広いサークル出身の子供たちは、単に一定の練習に由来するにすぎない機知によって、より多くの才能を持っているように思わせ、それによって、そういった多くの準備があたえられない子供たちを日陰者にしてしまうということである。
周知のことであるが、ブルジョア階級出身の子供たちは。ふつう八歳から十歳ぐらいまでは、プロレタリアの子供たちよりも、より機知に富んでいる。ということはしかし、前者の才能がより大きいということではない。その原因はただ、両者の経歴の違いにあるのである。

『人間知の心理学』
A・アドラー著
春秋社

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント