リンパ浮腫=正しいマッサージの仕方

画像

「リンパ浮腫の治療で一番重要なのは筋肉をほぐすこと」
ここでは下肢のリンパ浮腫を例に説明していきます。


実際に症状の緩和の為にマッサージを実践されている方に治療報告します。

リンパ節切除の為のむくみを吸収させる目的で、
当初は足の付け根に向かって
マッサージを行なっていました。

しかし、中々著しい効果は現れませんし、
治療に来られる方は数回で治療を止められてしまいます。

「どうしたら治せるのか」と日々悩んでいました。

そして筋肉治療を取り入れた治療法を
行なうことに変えたのです。

すぐに結果は出ませんでしたが
「リンパ循環は筋肉」
との確信からさらなる工夫をしたのです。

リンパ節一部除去、あるいは全摘出。

リンパの吸収口が無くなることで脚は日々むくみだします
―――ここで大事なのは日々ということ―――

通常のマッサージを行なっても変化は感じられません。
脚がむくむことで動かすことは減少し、
その結果知らぬ間に筋肉は衰え、
また硬くなります。

日々むくむとは
日々筋肉が硬くなることに
関連あるのではないでしょうか。

リンパ循環に最も大事なのは
筋肉の動き。
筋肉の収縮が少なければ
循環も悪くなる。

ですから、循環の回復の為にマッサージをおこない
筋肉を柔らかくする必要があります。

手術後、できるだけ早くにマッサージを行ない
マッサージを継続することで
症状を軽くすることも可能です。
では、どのようにマッサージすれば良いのでしょう?

むくみ具合によって擦り方を変える

ぱんぱんに張りつめた脚では
いきなり筋肉はほぐせません。
脚に触れただけで飛び上がる痛さです。
そこで最初は
脚の表面を軽く撫でるだけです。

太ももの前・四頭筋、後ろ・二頭筋を擦ります。
この段階では、リンパを流そうとしてはダメ!
数日間、繰り返しマッサージして
腫れ痛む感じが無くなるようにします。

更に継続することで
むくみを減少させます。
数か月、必要となることも考えられます。

脚の太さに変化が現れたころ(膝・足首に”しわ”が表れる)から
筋肉の付着部(筋肉と骨の接合部)も意識するようにしてマッサージ。

更に関節が細くなれば
むくみの深部に位置する筋肉に限定して
擦るようにします。(かならず限定しなければならない訳ではない)

手のひらで
手のひらを使い擦ります。
ひら全体を脚の表面にできるだけ密着させます。

一か所に手を固定し揺らすようにて手の場所を少しづつ移動。

最終的に付着部をしっかりとほぐします。

このときは手の甲の付け根部位を使います。
かなり腫れが柔らかくなったころ
治療の途中で患者さんがトイレに。
(治療室のトイレは和式ですが今ではしゃがめます)
戻ってくるとしゃがんで圧迫された部分がへこんでいます。
ある程度柔らかくなった人は
手の付け根で
圧力を加えるのも有効であると気づきました。
しかし指圧のような一点に集中させるのは効果ないみたい。

擦り方がかなり難しく思われるでしょう。
あくまで理想のマッサージの仕方です。
あまり気にせず自分流にマッサージしても構わないでしょう。

関節を乗り越える
太ももを、マッサージします。
パンパンだった太ももが柔らかくなったころに気付くかもしれません。
それはふとももと下腹部の境が膨らんできます。
そけい部に沿って斜めに腫れたようになります。

リンパが上に押し上げられてきましたが
関節を通り抜けるのが難しいようです。
その時は膨らみをおなかに向かってマッサージすることで対処します。
一度にリンパをそけい部で吸収できる量は限られるので、
関節を通過させ腹部に流しましょう。

同様に、ふくらはぎ・すねをマッサージすることで膝の上・皿の付近が、
脚の甲をマッサージすれば足首・くるぶしの周りが膨らんできます。
関節を乗り越えさせる時はマッサージがかなり痛いかもれません。
頑張ってください。

マッサージ後太ももが巨大に
長期間マッサージを続け太ももが柔らかくなると太さにも変化が。
だんだんと細くなりました。
しかし、ふくらはぎはほとんど変化なし。
あきらめずに治療を続けます。
その結果ようやく柔らかくなったので
痛みをこらえてもらい膝関節を乗り越えさせます。

20~30分マッサージしたところ
太ももが異常なほどの太さになってしまいました。
リンパの移動は出来たものの
吸収には時間がかかるようです。
心配しながらその日は治療を終えます。

翌日はぱんぱんの太ももがかなり痛くなりました。
翌々日は脚がとても重くなったそうです。
しかし3日後、脚が今までにない軽さになったそうです。
4日後再度マッサージ。前回と同様に太ももは気持ち悪いような太さになりました。
その翌日は前回のような痛みは表れなかったそうです。
太ももは細くなり階段を下りる速度に変化があります。
靴べらを使わずに靴を履いていました。

正常な側の足が太くなる
右足だけにリンパ浮腫があり細く見える左足。リンパ浮腫も改善され太ももの太さがほぼ正常になると歩き回ることも多くなったそうです。すると今度は細い側の脚がむくんだのです。しかしこれはむくみではありません。筋肉が付いてきたのです。マッサージすると筋肉の張りが表れています。長期間あまり使われずやせ衰えていた筋肉が回復したようです。初めは太ももだけでしたが徐々にふくらはぎの筋肉もついています。筋疲労も表れマッサージすると痛そうです。

象皮病
リンパ浮腫の症状は皮膚にも表れます。
象のように皮膚が分厚くなり、
表面の色が黒ずみ触れた感じも周囲よりガサガサした感じでより硬くなる。
このような症状もマッサージで解消できます。

マッサージで筋肉がほぐれ脚が細くなるにつれ
表面の色が変化し分厚い感じも無くなりました。
象皮病の治療をしたのではありませんが、
結果的には治っていたのです。

最後に
ある程度までむくみが取れれば元に戻ることも少なく、
また戻っても回復するまでの期間は短くなります。
むくみが取れ良く歩けるようになれば
筋力も戻りリンパ循環が回復。
再びむくまなくなるでしょう。

リンパ節を除去した為、循環の悪化は避けられないでしょう。
しかし、循環の変化はあるのでは無いでしょうか。

治療時間によく遅刻する患者さんがいます。
しかし今では同じ時間に家を出たのにいつもより一本早い電車に乗れた言っています。
出歩くことが多くなった方は足の筋肉痛を訴えるようにもなりました。

冬は必ず春になります。
現状がいかに厳しくとも勇気を待って乗り越えてください。

追記
治療体験
太ももの太さが左右ほとんど変わらなくなりました。
しかし、膝下(ふくらはぎ・足首・足甲・足裏)には太ももほどの効果が表れません。
ふくらはぎを集中的にマッサージすると治療直後、
太ももは太くなり膝下もいくらか細くなる。
数日後、治療に来られると太ももは細くなっているが、
ふくらはぎはさほど変わらなくパンパンがゆらゆらになるだけ。
治療個所をふくらはぎから膝裏に重点を置き、
更に内もも~そけい部までに変えたところ
足首のぷっくりした腫れは消え
ふくらはぎも細くなってきました。
太ももが太くなることもありません。(H25/6/11)


小野沢治療室(筋肉科)
筋肉医療技術研究所
町田市中町2-6-23
042-723-0897
 KIマッサージ
 コウケントー(可視総合線)
*カーボン小箱(10本)の販売もします

*コウケントー治療を多くの方に知っていただくために、光線治療を無料でおこないます。
ただし、期間・人数限定で、慢性の膝痛のみ
予約受付期間 2016年6月から11月まで
予約受付時間 9時から16時まで
料金 無料
治療時間 約20分

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック